大型類人猿の未来を守るために

Save Our Closest Relatives Together.

大型類人猿保全計画日本委員会 GRASP-Japan

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Report: Mar 2007

ボッソウ・ニンバ地域の現況(2007年3月)

西アフリカ・ギニアのボッソウでは、1976年以来30年間にわたって野生チンパンジーの継続調査がおこなわれています。2003年末に呼吸器系の病気の流行で5個体がなくなりました。現在では3世代12個体だけの小さな群れです。彼らの将来を考えて、東隣に位置する世界自然遺産のニンバ山まで、「緑の回廊」と呼ぶ植林をする事業をおこなっています。2005年からは、ヘキサチューブと呼ぶポリプロピレン製の筒で苗木を守る試みを始めました。


一組の石をハンマーと台にして、硬いアブラヤシの種を叩き割って 中の核を取り出して食べる野生チンパンジー。
母親のようすを二人の子どもが見守っています。


30年間の調査を祝って、2006年11月に、ギニアの首都のコナクリでお祝いの国際シンポジウムを開きました。


ヘキサチューブのおかげで、温度や湿度が適度に保たれます。
苗木が風で倒れることも無く、ヤギやヒツジの食害からも守られます。


わずか1年のあいだに、みるみると伸びて、高さ1.5mのチューブの上に頭をのぞかせた苗木もあります。

報告:松沢哲郎 (GRASP-Japan理事、京都大学霊長類研究所所長)